2012年09月27日

はるみどり

秋が深くなってくるこの季節

茶園は秋整枝(通称秋バン)が間もなく始まります。

私は・・・お茶の宣伝やら販売やら外交が忙しくなってきます。

今日は、つちや農園のニューフェイス「はるみどり」をご紹介します。

H20年に改植し、ことしで4年茶の木そのものは6歳ですが、初めてこの春に取りました。

品種茶は世にでるまでに20年以上かかり、農家が苗を植えて製造できるようになるまでに

5年はかかります。県内でも数件の農家でしかまだ作っておらず、川根本町内ではたぶん

つちや農園だけだと思います。

5年前に茶業研究センターの研究発表の時に、父がひとくち含んで気に入った品種です。

ただ、茶の木はなかなかのやんちゃ坊主で、園主も結構手をやきます。

でも、お茶そのものは、渋味が少なく、とても柔らかで味。

栽培面積もすくなくて、量もあまりないので、今年はマーケティングの年!と思って、

いろんな方に飲んでいただき感想をいただいています。

今日は「しずおかO-CHAプラザ」の「品種茶を楽しむ講座」にゲストで呼んで頂き、

20名の参加者さんに飲んでいただきました。

はるみどり

香りよりも滋味に特徴があり、ガツンとくる味ではなく、

なんとも上品な旨味が特徴です。

香りは、やぶきたがス~っとする香りだとすると、はるみどりはフワ~っとする香りです(笑)



今日の講座では品種茶とは・・・というとても分りやすいお話しに始まり、

①基準となる「やぶきた」 

②つちや農園の「はるみどり」

③清水の桜葉の香りが特徴の「まちこ」

④本山産の個性的なマスカットフレーバーのような香りのウーロン

⑤変わり種、アントシアニン豊富は機能性茶「サンルージュ」

の5つを飲み比べるような内容でしたが

なんと、(多分私に気をつかってくださる優しい受講者さんばかりか)

いちばんおいしいと感じるお茶(好きなお茶)

全員の方が「はるみどり」を指してくださいました。

来年からは販売リストにいれる予定です。

もっともっとファンを増やそう!!

お楽しみに!!



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Posted by くろべえ  at 20:11 │Comments(2)川根茶

この記事へのコメント
「はるみどり」、来春が楽しみですね。品種茶がもっと多くの人たちに認知されるようになると良いですね。農家は一年一作ですが、茶農家は一生に何作出来るんでしょうかね。大切に頂かなければ。
Posted by いと at 2012年09月29日 15:36
*いとさま 

お茶は永年作物、改植後5年は採れないのは高齢化が進んでいる山の産地にとってはおおきなリスクです。
でも、うちは5年先よりも、今を見ています。
今畑にとってすべき事、今年の気候、等など先のことを考えすぎて何もしないことより、いいと思うことをとりあえずやって見る。
(^^;)儲からない理由がそこにあるかもしれないけど、ケセラセラです
答えになってないねm(_ _)m
Posted by くろべえ at 2012年09月30日 21:18
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    コメント(2)