つちや農園日記

刈っても刈っても・・・まだまだです。

下界では2番茶が盛りのようですが、

我が家は来年に向かって人も茶園も動いています

やっと、水出し煎茶ができました。


茶葉8ｇティーバッグ12個入850円です

つちや農園の水出し煎茶は

粉末茶や抹茶は使用していません、

なぜなら我が家で出来るものに拘っているからです。

だから、色は薄くて、味が出るのに時間がかかりますが

純粋な煎茶のお味がちゃんとします。

ティーバッグになってますので、使い勝手はいいとおもいます。

少々難をいいますと、1っこに8ｇのお茶っ葉をいれちゃいましたので

水をふくむと三角のティーバッグがパンパンに・・・

なので、飲むときはお箸やトングを使って（もちろん手でもいいですが…）

ギュウ～っと絞ってください・・・絞りきった最後の一滴が美味しいのです。

写真はティーバッグのなかのお茶っ葉を出していれたものです。



1㍑の冷茶ポットにティーバッグ2個分の茶葉をいれてみました。

30分後すごい量にふくらみました（＾＾；）

本当はこの方が味は出やすいのですが・・・

次ぐときはポットを揺すって撹拌して注ぐとお味が均一になります。

面倒なことを苦にしないかたは、ティーバッグを破ってマネしてみてください。



すっきりしていて美味しいですよん

最後の仕上げ、出品茶の調整作業を行いました。

　


あんなに丁寧に摘んだのに、

ちょっこっと形の悪いもの、色の悪いものなど

ピンセットで拾って、

チョ～美人のお茶を作りあげます。


（右が拾い出されてちょっとブサイクな茶葉）

お茶のミスユニバースを作ってるみたいです。



今シーズン、出品茶の摘み取りからこの作業まで協力してくださった

つちや農園小町の皆さんで～す。「川根茶魂」碑の前でハイチ～ズ！

１日肩のこる作業、ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m

茶の木は新芽を摘んだ瞬間から次の芽を出す準備を始めます。

来年も美人でおいしいお茶が採れますように・・・

１ヶ月前が嘘のような・・・風景に変わりました。

１ヶ月前です↓



現在です。↑

まだまだ鋏んでます（笑）



一番茶の早い時期に刈り取ったところから

す～と遅れてでてきた芽を番茶として採ってます。

　

通常は刈り落としてしまう所ですが、

ここ数年需要があり、採ってます。

川根本町でいちばん遅くまで、袋をくっつけてお茶を刈っているのは・・・

そして茶工場が動いているのは・・・間違いなく・・・我が家です。

ふり返る間もなく、５月が終わってしまった・・・

長かったような一番茶、始まった頃の予想は

スロースタートで始まっても、後半は一気にスパートかけて、

終わりは例年どおりだろうと思っていたけど、

ず～っとカメさんのようでした。

雨が多く、低温だった春先に異常な寒波、被害こそなかったけど、

５月の入ってグングン気温が上がることを期待していたのに、

半袖日和ゼロ、いつまでたってもコタツがしまえない天空の陽気に、

新芽もいつ延びたらいいのだろうと・・・悩んだような芽でした。

一番茶の摘み取りが終わった今日もヒートテックと裏起毛のトレーナーにコタツ・・・

明日から６月なのに夏は来るのか？

２番茶はどうなる？剪枝の位置ははどこにする・・・

この異常な気候に畑を見つめる親方？の目はギャンブラー気分の選択で来年の新茶を見据えてる感じです。

う～ん！予測がたたない・・・見習いには理解できない自然との駆け引きです。

とにかく、この時期はふり返るまもなく、もう来年に向けての準備が始まっています。